メモの魔力/SHOWROOM社長前田祐二
この本をお勧めしたい。
漫画を描いていて、セリフをまとめるのに苦心している人に。
どうも知的生産やさまざまな能力を上げるのに役立つ本らしいのですが、そこは馴染まなければスルーしてもいい、漫画を描くのに使えるということで😍
絵の練習方法は良く知られているけど、セリフの練習方法はどうやったらいいんだ?ていう問題があって、この本はひとつの回答をくれると思う。
エピソード(ファクト)からテーマ(標語化)を絞る方法なんかも具体的に書かれています。
漫画の画面は絵とセリフ(言葉)で構成されているので、漫画家にとってイメージを言語化するのは必要な作業になります。
漫画のセリフは基本吹き出しの中に入れるもの。
特殊なスタイル(長いセリフを敢えて読ませるとか)でなければ、3〜5行くらいの間に内容を凝縮しないとなりません。物理スペースの限界がある。吹き出しの隙間に絵を描かなきゃいけない状況は避けたい😂それはちょっとセリフが多すぎでしょ!
いらないところを削って、本質を残して、セリフなんだから雰囲気とか言い回しとかあるし、そうそうなによりわたしの好みのセリフになっているか?てのが重要で、
本当にこのセリフが1番いいのか?ふさわしいのか?わかりやすいか?他にないか?たった一言のセリフに、悩む経験は誰にでもあると思う。
だから、漫画家もいっぱい文字や文章を書くべき!てのがわたしの意見なのです。
セリフ鍛えないと。
まず量は質を呼びますからね😄
そして沢山書くことを横の広がりとすれば、考えながら書くことは縦の深度。
これは深度の為の本です。
メモを取ること。その重要性。効率を上げるコツ。発展させる方法。などなどビッシリ書いてあって、すごい面白かった。😍😍
わたしも、手を動かす、書くことによって思考を整理するタイプです。
漫画描くときは、落書きから始まります。デジタルよりアナログが好きです。
好きな紙に、好きなペンで書くのが大切なのです。なんかこう、脳がリラックスするというか、手を動かすことで脳や心が動き始める感じがするんだよね!
(友達の小説家なんかは、キーボードのタッチにこだわっていて、それを叩くことが気持ちいいって言う人もいますから、人それぞれ自分にとってやりやすい方法でやることが大事だと思う)
なんにもやる気が起きない、なんにも考えてない!て時も落書き始めるといつのまにか熱中しているってことはよくある。
落書きだけは、息をするように出来る。笑
もうひとつ、この本を読んでみたきっかけは、筆者がSHOWROOM の社長さんだったから。ちょっとしたご縁で、SHOWROOM の人とお仕事のやりとりがあったのですが、とてもやりやすかったのです。😳😳😳
仕事がしやすい相手というのは、もうそれだけで好きになってしまいます。
そんな人がいる会社の社長さんの書いた本て、どんなんだろ?という興味からです。
面白かった!😄