今日も生きてるよ('Д')!

まんが家高河ゆんのブログです。漫画や絵のこととか、食べ物や旅行のこととか。

特殊装丁本のTIPS- 再掲 -

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TIPS再掲にあたり

特殊装丁本 九重☆まどマギ本とは

2012年冬コミに発行したまど☆マギ同人誌です。

同人誌やグッズを作りたいと思ったときに、少しでもお役に立てればと思い再掲します。

 

 

制作協力会社

緑陽印刷

ハグルマ印刷

福永紙工

   


 僕と契約して絵師になってよ

kougayun.hatenablog.com


無茶も、無謀、あるんだよ 

 すべてはここから始まりました。

 


 それはとっても難しいなって

 当時レーザーカット加工はグリーティングカードなどで使われていて、本などの大判サイズは見かけなかった気がします。

カードになるなら本の表紙にも出来るんじゃないか?で盛り上がり、しっかりとした打ち合わせがしたくて緑陽社さんに伺いました。

今はラインやメールで打ち合わせできるようになったけど、顔をつきあわせて話し合ったほうが早いし、意図することをきちんと伝える事が出来ます。ただ難しい相談は繁忙期を避けた方が吉!

 

 

 


蛍光ピンクで刷った、ような

段ボールは可愛い!というこだわりで、レーザーカット表紙の保護のためのケースを作ってみました。緑陽社の鈴木さんは厚紙ブックボックスありますよとサンプルをたくさん見せてくれましたが、ひたすら段ボール可愛いよを力説したような気がします。

 

 

 

 

 


それもとっても難しいなって

 レーザーカットの難問のあとはこれ。サンプルをいくつも作り、確認してくださった緑陽社さんのプロ魂に何度見ても脱帽!

 

kougayun.hatenablog.com

 

 

 


それはとっても大きいなって

限定の箱です。こだわりのあまりとんでもない箱ができあがりました。

どんな箱かというと……

kougayun.hatenablog.com

 

↓こんな注意事項が必要な箱です

購入者のみなさま、大変な箱になっちゃったのに本当にありがとうございました。

こういう事もきちんと受け入れてくれる同人界の優しさが大好きです。

 

 

 

 

 


もう箔もエンボスも怖くない

本パートとは別のグッズパート話です。ソウルジェムのデザインがとてもステキで

箔で再現できないかと考え、浮かんだのがレターセットでした。

 

kougayun.hatenablog.com

 

 


こんなの絶対難しいよ

便せんなら、封蝋が必要じゃないか?と考えて作りました。今なら他の方法あるんじゃないかとという作業工程です……

持ち手一体型真鍮製のフルオーダーシーリングスタンプを海外メーカーに依頼して二本作りました。

今だと持ち手は木で作ることができるようですね…。当時は見つけることが出来なかったか、持ち手まで真鍮製かっこいい!って事で海外オーダー決めた気がします。けど、これが超裏目に出まして…

真鍮製持ち手で封蝋を作ると連続ワックススタンプ生産ができない。

熱が持ち手までに伝導してしまい、スタンプが冷めにくくワックスの硬化に時間がかかり、さらに作業時間が増加という。

クールダウンタイムを取るために2本のスタンプを交互に使って作成しました。

 

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限定版レターセット

レターセット完成品がこちら。

 

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特注ブックボックス詳細

重量1.5キロ 厚さ5.4センチ。当時コミケ会場搬入時に本(?)を痛めないための特殊ダンボール箱を作って搬入しました。

 

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特装版☆ケース

こちらも同じく特注ダンボール箱を作っての搬入でした。

 

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あたしって、本とバカ 

特殊装丁版は制作に限りがあったので、同時に漫画版を作りましたが、こだわりのニス指定が裏目に出てしまいました。時にはきちんとプロの意見を聞き入れましょう!

 

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