★ TIPS=制作裏話 ★
便箋と封筒編
紙を撫でた時、ざらりとした風合いの感じる紙に
ソウルジェムだけが描かれた、高級感のある便箋。
シンプルですが、実は高い印刷技術を要求するデザインなのです。
最初は
ソウルジェムの外殻に金箔を盛り上げるように載せ、立体的に見せる加工を予定していました。
見積もり金額は 1枚109円……(゚Д゚)
便箋10枚 約1,100円 これは無い(-_-)
(見積担当者もこれは無いだろうと思わず笑ってしまったそうです)
ソウルジェムを立体的にする案がどうしても捨てきれず…
代案を考えました。
4Cでは綺麗に印刷しにくい外枠は別版で特色1Cで印刷
外殻は金箔加工
最後にジェム全体にエンボス加工をして立体的に浮かせることにしました。
しかし、この加工かなり無茶要求なので
『エンボス、印刷、箔、全てがずれてしまう可能性があります』
泣きの電話が版を確認した制作会社さんから即効かかってきました。
頑張って下さい!多少のずれは構いません
とにかく浮かして箔を乗せてください。
とお願いしました。
製造会社の技術と努力の結果を…是非皆さんの目でお確かめください。
(ずれた印刷になっても許してください……)
封筒の第一案は
中身が透けて見えるのを防止するための内貼り(貼り箱側面と同じ模様のオリジナルペーパー使用)
ロゴ部分をエンボスのみの加工
というシンプルなデザインで見積ったら
1枚155円×5枚=775円の驚きの単価になりました。
無い、無い(ーー)
第二案
内張りはする。でも印刷はしない。エンボスもする。
条件を変えて制作開始。
ところが、エンボス加工は完成した封筒を版で挟んで行うため
宛名面にロゴ鏡文字の凹みができてしまうことが判明。
一瞬それもまたカッコいいかも?と思いましたが
宛名を書くときに邪魔になるということなので、箔押しに変更になりました。
こちらはパッキング用のリボン。
巻単位でオーダーしました。